(。・ω・)っ🇯🇵 鬼滅的に表現するなら、牛しぐれ煮は肉柱
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“牛しぐれ煮”の味を初めて知ったのは、小学生の頃でした。

当時しばきち家では、母親の実家がある大阪へ夏休みごとに里帰りする恒例行事がありました。子どもの頃なので新幹線に乗れることと、そして駅弁がとても楽しみだったのです。
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夕闇を走るN700系のフリー素材 (ぱくたそ)

母のチョイスは毎回、幕の内弁当。むしろ他の駅弁など存在するわけがないぐらい有無を言わせぬ幕の内推しだったのをよく覚えています。

その幕の内弁当の片隅に、ちょこっとだけ入っている牛しぐれ煮の甘くて山椒がピリッと利いた味付けは、幼い僕の味覚を捉えて離しませんでした。

(´・ω・`) おかあさん、これもっとないの?

「おかあさんの食べや」

(´・ω・`) ちょっとしかないからいいよ

そんなことがあって、いつのまにか自分の中で“牛しぐれ煮は貴重なモノ”という位置付けに。

時は過ぎて、大人になった頃。(大雑把)

Σ(; ・`ω・´) な、なんじゃこりゃぁあー!!??
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©SHINKINEYA

ご飯の面が見えないほどに、牛しぐれ煮で埋め尽くされたそれは、米沢名物 牛丼弁当「牛肉どまん中」。この時の衝撃ったらなかった。今まで日の目を見ずに(と勝手に思ってた)幕の内弁当のはしっこの1ブロックに甘んじていた牛しぐれ煮が、メインになっていたのだから。

(っω<`。)まるで牛しぐれ煮の絨毯やぁー!

そんなわけで、メインを飾れるほどにサクセスした牛しぐれ煮を当時の思い出に浸りながらつくりました。

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材料は、牛こま肉。以上!レシピによってはゴボウとの相性を謳うものも多数ありましたが、ここはやはり素材のみでおこないたい。添え物として、ほうれん草と卵焼きを盛って、駅弁スタイルでいこうと目論みました。 
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生姜はみじん切りチューブで、レシピより少し多めに。水、料理酒、みりん、砂糖、醤油、そして味噌を加えて中火で煮からめながら汁気を飛ばします。この時点で絶対旨い香りが漂ってきます。汁気を飛ばす間に、ほうれん草と卵焼きをいそいそとつくり、仕上げに山椒と白ごまをたっぷりかけて完成。 
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実食。

山椒のアクセントが心地よい牛しぐれ煮はまさに駅弁のあの味。
甘辛いのにスッキリした味わい、ほんのり噛みごたえのあるこま切れ肉から染み出す、旨エキス。

Σ(;´゚ω゚`) あーどまんなか!肉の呼吸くるわこれェ!!

「ご飯がすすむなーこれは!ところで、ほうれん草は何で味付けてん?」

(; ・`ω・´) あ、実はそれ茹でただけっていう…味濃いから口直しにって・・

「ふーん、もういっこダメ出ししてもええ?」

(;・ω・) な、なんだろうか…

「たまごやき、ぶっさいくやなぁ(笑)」

(´◉ω◉` )

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料理初心者の心得:たまごの扱いには気を付けろ
ほんと難しい・・。牛しぐれ煮だけはうまいこといきました。それぞれスキルがあがったら、今度は曲げわっぱの弁当箱でも買って、もっと駅弁感を出したいと思います。(なんのために)

( *• ̀ω•́ )b 参考にしたクラシルさんのレシピはこちら。